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台風と気象情報 ― Plan

単元情報

項目 内容
学年 5年(全クラス)
時数 3時間
時期 6月
教科書 p.XXX
領域 B地球 / B(4)ア(ア)(イ),イ

教材研究

台風は沖縄にとって身近な気象現象である。台風の進路と天気の変化の関係を理解することで、気象情報の活用能力が高まり、防災意識が育成される。気象庁の台風進路図やアメダスデータなど、リアルな気象情報を教材として活用することで、学習の実感性が増す。

児童の台風体験を科学的な視点で分析する過程で、自然現象への理解が深まり、科学的思考力が培われる。

沖縄の地域性

沖縄は台風の接近頻度が全国で最も高く(年平均7〜8回接近)、児童の多くが台風を体験している。停電、断水、暴風などの実体験は、学習の大きな動機づけとなる。この実体験を科学的に分析することで、身近な現象への理解が飛躍的に深まる。また、防災文化が根付いている沖縄で、防災行動の科学的根拠を理解させることは、生きた防災教育となる。

校内研究との接続

視点 この単元での具体
見通し 台風の接近から通過までの時系列を進路図から読み取り、見通しを立てる
選択肢 台風の情報を調べる方法を選択(気象庁映像、衛星画像、アメダスデータ、新聞)
振り返りCP 防災マップと気象情報を照合し、自分たちの地域での防災計画を具体化

評価基準

評価 基準
A(十分満足) 台風の進路データと気象変化を統合的に分析し、防災行動を具体的に提案できる
B(おおむね満足) 台風の進路と天気の変化を理解し、気象情報を活用して防災について考えている
C→B(支援) 台風の進路図にシールを貼りながら時系列の変化を追跡させる視覚的サポート

つまずきポイントと対策

よくあるつまずき

台風への恐怖心が先行して、科学的な理解に進みにくい児童がいる。対策として、台風は科学的に解明できる自然現象であること、そしてその理解が自分たちを守るために役立つことを繰り返し伝える。体験を科学の目で分析する楽しさを引き出すことが重要である。

展開表(全3時間)

時間 テーマ・ねらい 主な学習活動 教師の支援 評価
1 台風の構造と進路 気象庁の衛星画像から台風の眼・外側の構造を観察。進路予測図を読み取る 台風の画像を複数提示し、「目玉」の存在に気づかせる。進路図の見方を丁寧に説明 台風の構造を理解しているか
2 台風と天気変化の関係 台風の接近に伴う気温・気圧・風速・降水量の変化を数値やグラフで確認 アメダスデータを整理し「台風が近づくほど気圧が下がる」など関連性を引き出す データから関係性を読み取れるか
3 防災と気象情報活用 地域の防災マップと気象情報を照合。自分たちにできる防災行動を計画 警報・注意報の意味を説明。停電対策、避難経路の確認など具体的に 防災行動を科学的に計画できるか

ICT活用

気象庁の台風進路図をリアルタイムで閲覧し、アメダスデータをスプレッドシートで整理・グラフ化する。NHK for School の防災教材動画を視聴し、台風への理解を深める。また、児童が防災計画をデジタル化することで、実用性が高まる。

準備物

  • 気象庁の台風進路図(複数年分)
  • 衛星画像データ
  • アメダスデータ
  • 防災マップ(地域版)
  • NHK for School 防災動画
  • 新聞記事(台風関連)

検証の視点

  1. 児童が台風の構造と進路を科学的に理解できるようになるか
  2. 気象データから台風の接近と天気変化の関連性を読み取れるか
  3. 科学的理解に基づいて、防災行動を自分たちで計画できるか
  4. 台風への恐怖心が、科学的関心と防災行動へと転化するか